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韓国初のアウトドアブランドといえば、超高力アルミ技術でハイエンドなアウトドア・ファニチャーを手がける Helinox が有名ですが、もうひとつ、“Lighter & Faster Backpacking”を掲げる新たなブランドの登場です。その名も

ZEROGRAM。ULハイカーならば、思わず気になってしまうネーミングですよね。

プロダクトを見ていくと、なんと PCT UL2 と命名された二人用テントまであり、ますますUL/スルーハイカー・オリエンテッドなブランドのようです。冒頭に画像を掲載した、その PCT UL2 は212cm × 130cm(Front)-118cm(Rear)で最小重量1380gなので、ライバルになりそうな Big Agness の Fly Creek UL2(最小重量1050g)には一歩及ばないものの、MSR の Carbon Reflex2(最小重量1360g)とは良い勝負。gearjunkie.comのフィールドテストでもなかなかの好評価だったので、カップルのハイカーはテント選びの選択肢に入れても良さそうですね。

「二人用テントなんて必要ないよ!」というロンリーハイカーには、こんなシェルターもありますよ。

Zero 1 TENT

Zero 1 TENT

こちらは630g。 同じような構造の TarptentのProtrail が740g、Yama Mountain Gear のCirriform SW が575gなことを考えても、なかなかのスペックです。さらにサイドウォールにつけられたファスナー開口部は出入りが楽そうだし、開放感もかなりありそう。このギミックは他にはないアイデアですね。コテージ・マニュファクチャラーやフロアレス・シェルターの抵抗のある人がまず試してみるワンポール・シェルターとしても良さそうです。

さらにカリカリを目指すULハイカーは、こんなタープはどうでしょう。

minimalist NANO tarp

minimalist NANO tarp

ヘキサゴン(五角形)デザインを採用し、簡単に美しく張れるとか。表面はシリコンコーティングされ対水圧4000m以上の防水性能があり、縫い目もシームテープ処理済み。ポールとの接続部にはOリングが装備され、ストッパー付きのガイラインも付属するなど、ユーザーフレンドリーをかなり意識して設計されていることが見て取れます。こうした初心者にも優しい設計のソロタープはなかなかない(ぱっと思いつくのは Paago Works の NINJYA TARP くらいでしょうか)ので、一見よくあるアイテムに見えて、意外と貴重な存在かもしれません。

2011年に始動した Zerogram は昨年には日本代理店も開き、さらにはアメリカにも現地法人を作り、PCTA(Pacific Crest Trail Association) のパートナーになったり、PCT Days(PCTのシーズン中に行われるスルーハイカーが集まるイベント)にも参加しているようです。このあたり、海外進出を盛んに進めるコリアン・ムービーやK-POPと同じようなメンタリティを感じますね。

もちろん、日本にも北米ですでに確固たる地位を築いた mont-bell や、着々と評価を高めつつある Teton Bros. がいますが、他にも数々の素晴らしいメーカーやプロダクツがあることは我々の多くが知るところ。ジャパニーズ・ブランドももっともっと世界に打って出て欲しいなぁと思うのは、僕だけでしょうか。

製品名1 : PCT UL2
製品名2 : Zero 1 TENT
製品名3 : minimalist NANO tarp
価格1 : ¥45,500(税別)
価格2 : ¥26,000(税別)
価格3 : ¥14,000(税別)
メーカー :  Zerogram
三田 正明
ライター&フォトグラファー。旅好きが高じて山好きになる。得意 分野はウルトラライト・ハイキングの近現代史。自転車も大好き♡